シミ抜き事典

ダウンジャケットの襟・袖の皮脂汚れの落とし方

難易度
むずかしい
汚れタイプ
油溶性
素材
水洗い注意

ダウンの襟・袖口は、表地、はっ水加工、圧着ロゴ、縫い目、羽毛を含む製品です。メーカーによって中性洗剤の部分拭き、専用ダウンクリーナー、全体洗いの条件が違うため、『ダウンなら薄い洗剤液』へ平均化せず、ブランドと製品別案内を先に読みます。

いますぐの応急処置

ブランド・製品名と取扱表示を確認し、表地、はっ水、圧着ロゴ、縫い目、破れ、羽毛の偏りを見ます。メーカーが対象製品の部分手入れを明記している場合だけ、その洗剤・量・道具を見えない場所で一度試します。案内がない品へ共通の洗剤液を作りません。

用意するもの

  • 製品の取扱表示・メーカー案内
  • メーカーが指定する場合のみ洗剤
  • 乾いた白いタオル
  • メーカー指定の乾燥方法

手順

  1. 製品別の洗濯表示と案内をそろえる

    ブランド・製品名、家庭洗濯、乾燥表示を読み、表地、はっ水、圧着ロゴ、縫い目、破れを確認します。モンベルのように専用洗剤を案内する製品と、ゴールドウインのように表面の部分拭きから始める案内を平均化しません。

  2. 認められた品だけ、指定方法を一度試す

    対象製品のメーカーが部分手入れを認める場合だけ、指定された洗剤・濃度・タオルやスポンジを使い、見えない場所へ一度試します。地色、光沢、はっ水、圧着部が変わる、縫い目へ湿りが動く場合は襟へ進みません。

  3. メーカー案内どおり洗剤と水分を回収する

    試験で変化がない場合だけ、黒ずみへ指定方法を一度使い、メーカー案内どおりに洗剤分と水分を回収します。全体洗いを行う場合は部分だけを濡らす自己流にせず、その製品の洗濯・すすぎ・脱水条件へ切り替えます。

  4. 指定方法で完全乾燥し、追加処置を止める

    製品表示とメーカー案内どおりに完全乾燥し、黒ずみ、輪、はっ水、圧着部、羽毛の偏りを確認します。残っていても、メーカーの個別案内にない別洗剤・ベンジン・漂白剤・熱風を足さず、製品名と処置歴を残します。

やってはいけないこと

  • ブランドと製品表示を見ず、薄いおしゃれ着洗剤を共通処方にする
  • 落ちないたび、メーカーの個別案内にない歯ブラシ・ベンジン・漂白剤を追加する
  • 濡れたまま持ち上げる、絞る、近い熱風で急乾燥する

注意点

  • ダウンメーカーの案内は、使う洗剤、部分拭きの可否、全体洗い、乾燥方法まで製品群ごとに違います。ひとつのメーカーで通った方法を、別ブランドや表示不明の品へ移しません。
  • 表面の黒ずみが薄くなっても、はっ水低下、圧着部の浮き、輪、羽毛の偏りが出れば製品を守れたとはいえません。乾燥後に全体を判定します。

クリーニングに出す目安

メーカー案内が見つからない、水洗い不可、破れ・羽毛抜け・圧着の浮きがある、高価な品、広い黒ずみ、部分処置後の輪・はっ水変化・羽毛の偏りがある場合は追加処置をしません。ブランド、製品名、表示、試した範囲を伝え、ダウン対応を確認して相談してください。

※ 衣類・製品の洗濯表示を確認してください。家庭での処置を進める場合に限り、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-08-27