シミ抜き事典

ウール・ニットの襟・袖の皮脂汚れの落とし方

難易度
むずかしい
目安時間
25
汚れタイプ
油溶性
素材
水洗い注意

ウールコートの襟やマフラーの皮脂汚れは、こすれずテカリになって現れます。家庭ではおしゃれ着用中性洗剤の叩き処置まで。皮脂はドライクリーニングで最もよく落ちる汚れなので、シーズン終わりのクリーニングと組み合わせます。

いますぐの応急処置

蓄積汚れなので緊急性はありませんが、洗濯前に食器用中性洗剤を黒ずみに直接なじませて5分置くだけでも落ち方が変わります。

用意するもの

  • おしゃれ着用中性洗剤
  • 30℃以下の水
  • 白いタオル2枚

手順

  1. 洗濯表示を確認する

    コートなど水洗い不可のウールは家庭での水処置を避け、ブラッシングとクリーニングで対応します。手洗い可のニットのみ次へ。

  2. 中性洗剤液で叩き取る

    30℃以下の水におしゃれ着用中性洗剤を溶かし、タオルに含ませて襟・袖の汚れを叩きます。下に乾いたタオルを敷いて皮脂を移し取ります。

  3. 水で洗剤分を叩き取る

    水だけを含ませたタオルで洗剤分を取り、乾いたタオルで水気を吸います。

  4. 日陰で平干しする

    形を整えて日陰で平干しし、完全に乾かします。

やってはいけないこと

  • こすり洗い
  • 40℃以上のお湯
  • ベンジンの自己流使用(輪ジミの元)

注意点

  • 皮脂によるテカリ(繊維が寝て光る状態)は汚れではなく毛の変形です。スチームアイロンを浮かせて当てブラッシングすると改善しますが、やりすぎは風合いを損ねます。

クリーニングに出す目安

ウールコートは「ワンシーズンに1回クリーニング+日常はブラッシング」が皮脂管理の基本です。着るたびのブラッシングでホコリを落とすだけでも黒ずみの進行が全く違います。

※ 処置の前に衣類・製品の洗濯表示を確認し、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-07-21