シミ抜き事典

ウール・ニットについたカレーのシミの落とし方

難易度
むずかしい
目安時間
25
汚れタイプ
油溶性+色素
素材
水洗い注意

ウールはこすると縮み、お湯で フェルト化する繊細な素材です。おしゃれ着用中性洗剤で「叩いて移し取る」処置に徹し、漂白と天日干しは使えないため、落ちきらなければ早めにクリーニングへ出すのが正解です。

いますぐの応急処置

固形分をティッシュやスプーンでそっとすくい取り、乾いた布で油分を押さえて吸い取ります。こすると油と色素が繊維の奥に広がるので、絶対にこすらないでください。

用意するもの

  • おしゃれ着用中性洗剤
  • 30℃以下のぬるま湯
  • 白いタオル2枚
  • 洗面器

手順

  1. 固形分をそっと取り除く

    ルーをスプーンの縁で毛足を寝かさないようにすくい取ります。ニットの編み目に押し込まないよう、絶対にこすらないでください。

  2. 薄めた中性洗剤で叩く

    30℃以下のぬるま湯におしゃれ着用中性洗剤を数滴溶かし、白いタオルに含ませてシミを上から叩きます。シミの下にもう1枚の乾いたタオルを敷き、汚れを下のタオルに移し取ります。

  3. 位置をずらしながら繰り返す

    タオルのきれいな面に替えながら、黄色が移らなくなるまで叩き取りを繰り返します。1か所を強く叩き続けると毛羽立つので、優しく回数で勝負します。

  4. 水拭きで洗剤分を取り、平干しする

    水だけを含ませたタオルで洗剤分を叩き取り、乾いたタオルで水分を吸ってから、日陰で平干しします。ハンガー干しは伸びの原因になります。

やってはいけないこと

  • こすり洗い・もみ洗い(縮み・フェルト化の原因)
  • 40℃以上のお湯を使う
  • ドライヤーの温風で乾かす

注意点

  • ウールに粉末タイプの酸素系漂白剤は使えません(繊維が傷みます)。液体タイプも変色リスクがあるため、色素が残る場合はクリーニングを推奨します。
  • 天日干しによる色素分解は、ウールでは日焼け・変色のリスクがあるため使えません。
  • 洗濯表示が「水洗い不可」の場合は、応急処置(固形分除去と乾いたタオルでの吸い取り)だけに留めてクリーニングへ。

クリーニングに出す目安

ウールのカレージミは家庭処置で7割落とせれば上出来です。色素が輪郭として残った時点で深追いせず、48時間以内にクリーニング店へ。「カレーのシミ」と正直に伝えると適切な溶剤で処置してもらえます。

※ 処置の前に衣類・製品の洗濯表示を確認し、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-07-21