シミ抜き事典

綿(コットン)についたカレーのシミの落とし方

難易度
ふつう
目安時間
40
汚れタイプ
油溶性+色素
素材
水洗いできる

綿はカレーのシミ抜きが最もやりやすい素材です。食器用中性洗剤で油分を分解し、酸素系漂白剤で色素を抜き、仕上げに天日干しでターメリックの黄色を紫外線分解する——この3段構えでほぼ落とせます。

いますぐの応急処置

固形分をティッシュやスプーンでそっとすくい取り、乾いた布で油分を押さえて吸い取ります。こすると油と色素が繊維の奥に広がるので、絶対にこすらないでください。

用意するもの

  • 食器用中性洗剤
  • 酸素系漂白剤(粉末または液体)
  • 40〜50℃のお湯
  • 歯ブラシまたは古い布
  • 洗面器

手順

  1. 固形分を取り除く

    スプーンやティッシュでカレーのルーをそっとすくい取ります。こすると油と色素が繊維に広がるので、上から押さえて吸い取るだけにします。

  2. 食器用中性洗剤をなじませる

    シミに食器用中性洗剤を数滴垂らし、指の腹で軽くなじませて5分ほど置きます。カレーの油分を洗剤が包み込んで分解します。

  3. 40℃前後のお湯でもみ洗いする

    洗面器のぬるま湯の中で、シミ部分を軽くもみ洗いします。黄色が薄くなるまで、洗剤を足しながら2〜3回繰り返します。

  4. 酸素系漂白剤でつけ置きする

    黄色い色素が残る場合は、40〜50℃のお湯に酸素系漂白剤を規定量溶かし、30分〜1時間つけ置きします。白無地なら濃いめでも大丈夫ですが、色柄物は規定量を守ります。

  5. 洗濯して天日干しする

    通常どおり洗濯機で洗い、直射日光の当たる場所に干します。ターメリックの色素(クルクミン)は紫外線で分解されるため、うっすら残った黄色は天日で消えていきます。

やってはいけないこと

  • ついた直後にこすってシミを広げる
  • 塩素系漂白剤を色柄物に使う(脱色して白抜けします)
  • 処置前に乾燥機にかける(熱で色素が定着します)

注意点

  • 色柄物は漂白前に、裏の縫い代など目立たない場所で色落ちテストをしてください。
  • つけ置きのお湯が熱すぎる(60℃以上)と、生地の縮みや色落ちの原因になります。
  • 天日干しで色素が完全に消えるまで2〜3回の洗濯・干しが必要なこともあります。あきらめずに繰り返してください。

クリーニングに出す目安

何度洗っても輪郭のはっきりした黄色が残る場合は、時間の経った酸化ジミです。無理に強い漂白を重ねるより、クリーニング店で「しみ抜き」を指定するほうが生地を傷めません。

※ 処置の前に衣類・製品の洗濯表示を確認し、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-07-21