シミ抜き事典

綿(コットン)についた黒カビの落とし方

難易度
むずかしい
目安時間
90
汚れタイプ
カビ(菌)
素材
水洗い可(表示確認)

衣類やタオルの黒カビは、表面を洗うだけでは菌糸が残って再発します。綿は熱と漂白剤に強いので、50℃前後の酸素系漂白剤つけ置きで菌ごと分解するのが基本。白無地なら塩素系という最終手段もあります。

いますぐの応急処置

乾いたカビをこすったり払ったりせず、まず換気してマスクと手袋を着けます。手入れ表示やメーカー案内がある製品は先に読み、素材と製品に許された処置が分かるまで液を足しません。

用意するもの

  • 酸素系漂白剤(粉末)
  • 50℃前後のお湯
  • 洗面器またはバケツ
  • ゴム手袋
  • マスク
  • 歯ブラシ

手順

  1. 換気してマスク・手袋を着ける

    カビの胞子を吸い込まないよう、屋外か換気の良い場所で、マスクとゴム手袋を着けて作業します。

  2. 表面のカビを乾いた紙で押さえ取る

    ブラシで払うと胞子が舞うため、キッチンペーパーで軽く押さえて表面の胞子を取り、ペーパーはすぐ捨てます。

  3. 酸素系漂白剤の温液につけ置きする

    50℃前後のお湯に粉末酸素系漂白剤を規定量溶かし、1時間ほどつけ置きします。この温度帯が酸素系漂白剤の効果のピークです。

  4. もみ洗いして洗濯機で仕上げる

    黒い点が残る部分を歯ブラシで軽く叩いてから洗濯機で洗い、天日でしっかり乾かします。日光の紫外線にも殺菌効果があります。

やってはいけないこと

  • 乾いたカビをブラシで払う(胞子が部屋中に飛びます)
  • 色柄物に塩素系漂白剤を使う
  • 処置後に生乾きのまま収納する(即再発します)

注意点

  • 黒カビの色素が繊維内部に残った場合、酸素系では白く戻りきらないことがあります。白無地の綿のみ、塩素系漂白剤の薄め液が最終手段ですが、生地は傷みます。
  • つけ置き後の液にはカビの胞子が含まれます。他の衣類の処置に使い回さないでください。

クリーニングに出す目安

点々と広がった黒カビは繊維の奥まで菌糸が入っており、家庭処置後も跡が残ることが多い汚れです。大切な衣類はカビ取りを明記したクリーニング店へ。収納環境(湿度)を直さない限り再発する点も忘れずに。

※ 衣類・製品の洗濯表示を確認してください。家庭での処置を進める場合に限り、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-07-21