シミ抜き事典

畳に生えたカビの取り方

難易度
むずかしい
目安時間
60
汚れタイプ
カビ(菌)
素材
水洗い注意

畳のカビは水拭き厳禁。水分はカビの餌になり、かえって悪化させます。消毒用エタノールで菌を殺し、乾いた布で拭き取り、徹底的に乾燥させるのが正しい手順です。緑〜白カビの初期段階なら家庭で対処できます。

いますぐの応急処置

こすったり払ったりすると胞子が舞って広がります。まず換気し、マスクを着けてから、カビ部分を乾いた紙で軽く押さえて胞子を舞い上げないように扱います。

用意するもの

  • 消毒用エタノール(スプレーボトル)
  • 乾いた布数枚
  • 歯ブラシ
  • マスク
  • ゴム手袋
  • 扇風機

手順

  1. 換気と保護具を準備する

    窓を開けて換気し、マスクとゴム手袋を着けます。エアコン・扇風機は胞子を舞い上げるため、拭き取りが終わるまで止めておきます。

  2. エタノールを吹き付けて10分置く

    カビ部分とその周囲に消毒用エタノールをスプレーし、10分ほど置いて菌を失活させます。

  3. 畳の目に沿って拭き取る

    乾いた布で畳の目に沿ってカビを拭き取ります。目地の奥は歯ブラシにエタノールをつけて掻き出し、すぐ乾いた布で回収します。使った布は袋に密封して捨てます。

  4. 再度エタノールを吹いて乾燥させる

    仕上げにもう一度軽くスプレーし、扇風機で数時間かけて完全に乾かします。

やってはいけないこと

  • 水拭き・お湯拭き(カビに水分を与えます)
  • 塩素系カビ取り剤の使用(い草が変色・劣化します)
  • 掃除機で吸う(排気から胞子が部屋中に拡散します)

注意点

  • 黒く色素が沈着したカビ跡はエタノールでは消えません(菌は死んでも色は残ります)。漂白剤はい草を傷めるため、跡が気になる場合は畳店に相談してください。
  • カビが生えた畳は湿度環境に問題があります。除湿・換気・畳上げ(年1回風を通す)を併せて行わないと必ず再発します。

クリーニングに出す目安

畳の広範囲にカビが再発する場合、畳床まで湿気ている可能性があります。畳店の乾燥処理や、床下の湿気対策(防湿シート)が根本解決になります。

※ 処置の前に衣類・製品の洗濯表示を確認し、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-07-21