シミ抜き事典

ポリエステル衣類・カーテンについた黒カビの落とし方

難易度
むずかしい
汚れタイプ
カビ(菌)
素材
水洗い可(表示確認)

ポリエステル100%でも、家庭洗濯と漂白ができるとは限りません。洗濯表示と漂白記号、裏地・遮光や防炎などの加工、金属付属品を先に確認し、衣料用の酸素系漂白剤を使える条件がそろう品だけ一度処置します。黒い点が残っても、塩素系へ切り替える合図にはしません。

いますぐの応急処置

乾いた黒い点をブラシで払わず、換気してマスクと手袋を着けます。カーテンは裏の洗濯ラベル、衣類はケア表示を読み、水洗いと酸素系漂白剤の両方を使えると確認できるまで液を足しません。

用意するもの

  • マスク
  • ゴム手袋
  • 乾いた白い紙または布
  • 衣料用酸素系漂白剤(表示が許す場合のみ)
  • 白いタオル
  • 洗濯ネット(表示が許す場合のみ)

手順

  1. 製品の形と2つの表示を確認する

    衣類かカーテンかを分け、洗濯表示で家庭洗濯と酸素系漂白剤の可否を確認します。カーテンは裏地・遮光・防炎・形状記憶などの加工と、外せるフックやウエイトも見ます。表示不明、家庭洗濯不可、漂白不可、使う漂白剤側で対象外の加工や金属がある場合は始めません。

  2. 換気して、乾いた白い紙へ表面だけ移す

    マスクと手袋を着け、窓を開けます。乾いた白い紙または布を黒い点へそっと当て、持ち上がる表面分だけを受けます。横へこする、ブラシで払う、浴室用カビ取り剤を吹き付けることはしません。

  3. 表示どおりの液を見えない場所で試す

    両方の表示が許す場合だけ、衣料用酸素系漂白剤を製品表示どおりに量り、縫い代などへ短く試します。白いタオルへ地色が移る、表面が毛羽立つ、裏地や加工面がべたつく、接着部が浮く場合は、黒い点へ進めません。

  4. 表示の温度と時間で一度だけ処置し、乾燥後に判定する

    試験に変化がない場合だけ、衣類と漂白剤の両方が示す温度・時間・洗い方の範囲で処置します。カーテンは外せるフックや付属品を外し、他の物と分けて表示どおり洗い、自然乾燥させます。完全に乾いて黒い点が残っても、温度・濃度・時間を上げたり塩素系へ替えたりせず、そこで止めます。

やってはいけないこと

  • 乾いたカビをブラシで払い飛ばす
  • 浴室用・台所用の塩素系カビ取り剤を衣類やカーテンへ吹き付ける
  • 素材名だけを根拠に40〜50℃や長時間のつけ置きを決める
  • フック・金属付属品・裏地を付けたまま漂白液へ沈める
  • 完全に乾く前に、濃度・温度・時間を上げて処置を重ねる

注意点

  • 白色・ポリエステル100%だけでは、塩素系漂白剤を使える根拠になりません。洗濯表示の漂白記号と、漂白剤の用途・使用上の注意を両方確認してください。
  • 粉末酸素系漂白剤には、防水・撥水・形状保持などの特殊加工品や金属付属品を対象外とする製品があります。カーテンの機能名ではなく、手元の製品表示で判断します。
  • 黒い色素が残ることと、処置が足りないことは同じではありません。色・手触り・裏地・加工面に変化が出たら、黒い点が残っていても追加処置をしません。

クリーニングに出す目安

表示が読めない、家庭洗濯または漂白ができない、裏地・特殊加工・金属部品を外せない、広い範囲に黒い点やにおいがある、一度の表示どおりの処置後も残る場合は、製品メーカーかカーテン・衣類を扱うクリーニング店へ相談します。

※ 衣類・製品の洗濯表示を確認してください。家庭での処置を進める場合に限り、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-08-16