シミ抜き事典

ポリエステルについたソース・ケチャップのシミの落とし方

難易度
ふつう
汚れタイプ
水溶性+油分+色素
素材
水洗い可(表示確認)

ポリエステルという組成は、直接塗布・40℃・漂白を許可する表示ではありません。衣類、機能性ウェア、裏地、プリントや圧着部で条件が変わるため、厚みを乾いた状態で取り、製品表示が認める一度の処置だけを行います。

いますぐの応急処置

スプーンや角の丸いカードで表面の厚みを外側から上へすくい、残りへ乾いた白い布を置いて持ち上げます。横へこすりません。水や洗剤を足す前に、家庭洗濯できる衣類か、外せるカバーか、固定張り・裏材のある製品かを確認します。条件が分からない物は乾いた回収で止め、素材別ページを確認してください。

用意するもの

  • スプーンまたは角の丸いカード
  • 乾いた白い布 2〜3枚
  • 衣類の洗濯・漂白表示
  • 製品表示に合う衣料用洗剤
  • 酸素系漂白剤(衣類と漂白剤の表示がともに認める場合のみ)

手順

  1. 製品形態と表示を確認する

    家庭洗濯、上限温度、漂白、乾燥の記号に加え、形態安定、ストレッチ、圧着ロゴ、プリント、はっ水、裏地も確認します。素材名だけで処置を決めず、洗濯不可・表示不明・接着や加工の傷みがある品は乾いた回収で止めます。

  2. 厚みをすくい、乾いた布へ移す

    ケチャップや濃いソースの厚みをスプーンや角の丸いカードで上へ取り、残りへ乾いた白い布を当てて離します。表面がなめらかだから大半が取れるとは決めず、色が移った面を替えます。

  3. 表示が許す衣料用製品を一度だけ使う

    家庭洗濯でき、衣料用洗剤が直接塗布を認める品だけ、見えない場所の試験後に表示どおり少量を使います。漂白は衣類と漂白剤の表示がともに認める場合だけです。地色、光沢、圧着部、輪郭が動く場合は止め、食器用洗剤でもみません。

  4. 表示どおり洗い、完全乾燥後に止まる

    製品が求める時間内に衣類表示どおり洗い、乾燥機は乾燥表示が認める場合だけ使います。完全に乾いてから色と加工を確認し、残っても塗布時間・濃度・温度を足しません。

やってはいけないこと

  • ポリエステルだけを根拠に、食器用洗剤・固定40℃・漂白剤15分を追加する
  • プリントや圧着部をもみ、赤い輪郭を追って薬剤を足す
  • 乾燥表示を見ずに乾燥機や熱風で仕上げる

注意点

  • 花王の衣類ガイドは、漂白剤を使えない衣類があるため洗濯表示を先に確認し、温度も衣類表示の上限を超えないよう案内しています。固定40℃はポリエステル一般の開始条件ではありません。
  • 同じポリエステルでも、制服、機能性ウェア、レース、裏地、圧着・プリントで製品構造が違います。汚れが薄くなっても光沢や接着部が変われば成功ではありません。

クリーニングに出す目安

家庭洗濯・漂白不可、表示不明、ユニフォームや機能性加工、圧着・プリント、広い・古い汚れ、地色・光沢・接着・輪郭の変化、一度の表示どおりの洗濯後も残る色は追加処置をせず、製品情報と行った範囲を伝えてクリーニング店へ相談してください。

※ 衣類・製品の洗濯表示を確認してください。家庭での処置を進める場合に限り、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-08-31