シミ抜き事典

ウール・ニットについた血液のシミの落とし方

難易度
むずかしい
汚れタイプ
タンパク質
素材
水洗い注意

ウール・カシミヤは同じ毛素材でも、水洗い不可、手洗い可、付記事項つきで処置範囲が変わります。血液だけを見て濡らさず、表示を先に読みます。家庭洗濯できる品も、色と編み目を一度観察し、赤みが移らなくなるまで叩き続けません。

いますぐの応急処置

水洗い不可・表示不明のウール製品は濡らさず、乾いた白い布を置いて持ち上げ、血液が付いた時刻を控えます。手洗い表示があり、製品案内も家庭処置を認める場合だけ、冷たい水を含ませて固く絞った白い布で一点を一度受けます。

用意するもの

  • 乾いた白いタオル2枚
  • 製品表示が認める場合のみ冷たい水
  • 表示指定のおしゃれ着用中性洗剤
  • 平干し用タオル

手順

  1. 手洗い可否と付記事項を読む

    家庭洗濯、漂白、乾燥、アイロン、商業クリーニングの表示と、『中性洗剤使用』などの付記事項を確認します。水洗い不可、表示不明、カシミヤ・モヘヤ混、コートや裏地付き製品は乾いた布までで止めます。

  2. 見えない場所で水と地色を一度確かめる

    手洗いできる品だけ、冷たい水を含ませて固く絞った白い布を縫い代へ一度当てます。地色が移る、毛羽立つ、編み目がゆるむ、手触りが変わる場合は汚れ部分へ進みません。

  3. 表示指定の洗剤で一度だけ押し洗いする

    試験で変化がない場合だけ、表示指定のおしゃれ着用中性洗剤と冷たい水で、衣類全体を短く押し洗いします。汚れ一点をこすらず、もまず、赤みが移らなくなるまで叩き続けません。

  4. 表示どおりに乾かし、残りへ手を足さない

    タオルで水分を受け、製品表示どおりに形を整えて乾かします。赤茶色、縮み、毛羽、編み目の変化が残っても、漂白剤や別の洗剤を足さず、血液と処置歴を記録します。

やってはいけないこと

  • 水洗い不可・表示不明のウールを冷水へ浸す
  • 赤みが移らなくなるまで叩く、もむ、こする
  • 漂白剤、熱風、スチームで残りを追う

注意点

  • ウール・カシミヤは強い摩擦やもみ作用で縮み・毛羽立ちが生じるため、メーカーも縫い付け表示の確認を先に案内しています。
  • 血液用をうたう酸素系漂白剤でも、ウールや中性洗剤指定品に使えない製品があります。汚れ名だけで薬剤を選びません。

クリーニングに出す目安

水洗い不可、表示不明、カシミヤ・モヘヤ混、コート・スーツ、裏地や接着がある品、既に乾いた・洗った・熱をかけた跡、または一度の表示内処置で残る品は家庭で続けません。『血液』『付着時刻』『使った水・洗剤・熱』を伝え、しみ抜き対応を確認して相談してください。

※ 衣類・製品の洗濯表示を確認してください。家庭での処置を進める場合に限り、目立たない場所でテストしてください。最終更新: 2026-08-25